思い出 1

主人が亡くなっても 不思議に寂しさってほとんど無いのです。

でも時々 昔の思いでは思い出します。


ほぼ母子家庭状態で息子が中学になるまで 私の実家で暮らし主人が下船した時は家族旅行・主人の実家に行ったりしていました。

あの頃は9ヶ月乗船 3ヶ月休暇でした。

子供が小さい頃いつも一言目は「おじさん」

やっと「お父さん」と呼べるようになると乗船です。

時々海外から子供と私にプレゼントが届き・・・・

子供が幼稚園になった時「ボクにもお父さんがいる と言う事をみんなに教えてあげよう」と。

それまで父親の職業がもう一つ分からず頭の中が混乱してたのかも知れませんね。


主人は子供を叱ると懐かなくなると思い とても子煩悩でした。○万もするレゴのブロック・その他など買ってあげたり 肩車をして町中を歩いたり子供は面白いお父さんが大好きでした。

小学校の高学年になると 子供の友達が「○○君のお父さんの仕事は海賊やなぁ?」と  私達は大笑いしてしまいました。


主人は世界100カ国以上の港へ 車船・貨物船・材木船などで航海しました。

日本の港へ船が着いた時 時々子供を連れて船へ遊びに行きました。

ある船はビルの様な大きな船で長さが300メートル程ありました。機関長の部屋はホテルの部屋とよく似ていて結構広く20畳程。

主人は「このぐらいの大きさの船なら コンテナは飛ばされても真冬の嵐のベリーング海を鮮やかなぐらい前へ突き進んで行く」と。


明日は友達の家へ遊びに行きます。

車で20分だから 月に2回程行ったり来たりしています。

とても楽しみ~

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